3年後を夢みてーシイタケの植菌ー

和食のうまみ成分や、鍋料理の具材などに欠かせない椎茸、
スーパーでは1年中売られているイメージが強いですが、
自然栽培の椎茸は、寒い時期に旬を迎えます(品種によって違いあり)。

その収穫のための種付け(植菌作業)は、この季節、2~3月頃に準備します。
まずは、山から切り出した原木(クヌギやナラなど)に 椎茸の元となる菌を埋め込みます。
その後、林内の木陰など、風通しのよい場所に並べられ、収穫の日を待ちます。
(重い木を運び込むのも、大変な重労働です。)

ところで、この椎茸、どれくらい待てば収穫できるでしょうか?
な、な、なんと、

椎茸が生えてくるのは、植菌から3年も後になるんです!
ゆっくり、じっくりと原木の中で菌が育ち、夏を2回過ごして発生。
ようやく私たちの食卓にならびます。

スーパーや道の駅で手にとった椎茸、それは、3年前の冬、
春を待つ里山で、農家さんが植菌した大地の実りかも知れません。

ドリルで開けた穴に、シイタケ菌を含んだ木の玉(種駒)を金槌で埋め込む作業。
植菌した原木を林内に運び、風とおしのよい場所に並べる。3年後を心待ちにしつつ。

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